8/31 涼しくなりはじめて、心もほっと、ゆとりが出て、
移りゆく雲を眺めていました。
いつも以上にセミナーの準備も万端に整えて、横浜La Muse まで。
この、いつもと違う?ゆるやかな感覚は、何かのサイン?であったのかもしれません!
確かに順調に進んでいるはずなのに、何故かモソモソするのですから。
そのサインは、当日の主役からのものでした。
「私を置いていかないで!」
いつも通り、必要な香り達は全て連れ出していたのに、なんと!
主役ミモザを忘れてしまったのです。
行きの心のゆとりとは一変して、大大急ぎで、取りに戻ると、
机にちょこん!と置いて行かれてしまったミモザが待っていました。
「あなたがいなければ、今日は始まらない。」
この時、抱きしめたいほど大切な存在に胸がいっぱいになりました。
たった20滴あまりの液体の入った小さな小瓶
その中に、他のどのものとも代わることが出来ない貴重なフラワースピリットが
佇んでいるのです。
第6夜ミモザは、私のうっかりハプニングにより、少し遅れて開催となりました。
申し訳ございません。
優しく迎えて頂いたことに心より感謝致します。
ミモザの香りは、誰もがあの香り!と特定するのは難しい香りです。
嗅覚の衰えた人には感じることが出来ない?とか・・・
若い乙女の好む香り...と言われています。
過去のワークショップでは、首を傾けて、
「すみません! このボトル何も入ってません!」
というドキっとする発言もあり、今では、ミモザの香りのご紹介は慎重に進めています。
香料業界では、大変人気のあるものの、ミモザを主役にした香水は少なく、
香り全体の中に溶け込むことで、その力を発揮する高級香料の1つです。
ミモザのように、密かに魔力を持つBIYAKUは、
料理でいう隠し味のスパイスと同じで、そのひと匙が無ければ味が引き立たないように、
全体のために、なくてはならないエッセンスとなります。
今回のシークレットエッセンスは、「クリエイティブな自己とつながる」をテーマに
思考やイマジネーションを使いながら、嗅覚を連動させる、
実践的なワークを取り入れて進めました。
ミモザのように、影に潜みながら秘めた能力を発揮する創造性の高い香りたちのパワーを
脳へのアプローチ、また、スピリットへのアプローチから学び、必要な香りを選んでいきます。
どこからともなく降りてくるアイディアやインスピレーション
それらを生み出す、潜在意識の領域から高次の自己へと誘う、
嗅覚の経路と、香りのもたらすパワーは未知で無限です。
史上に残る美女や英雄、そして、
多くのアーティストが香りを愛していたエピソードからも、
私たちの創造の扉を開く香りの魔力に魅了されずにはいられません。
ロマンスに満ちた香りの広がる空間で、それぞれのクリエイティブな香りの調合が完成
ミモザはどこに?
香りのブレンドにしっかり溶け込んでいるようです。
そして、完成されたそれぞれのBIYAKUを使用して、
創造性と繋がる香りの瞑想ワークを行いました。
香りに触れ、感じ、繋がり、そしてイマジネーションの羽を広げるひととき
1日の中の、ほんのひとときから奇跡は生み出されていきます。
第6夜、皆さんとその時間を共有できたこと、とても嬉しく思います。
そして、皆様に、素敵なエピソードをもたらしますように・・・
シークレットエッセンスは、次回で最終夜となりました。
ぜひ、引き続き、BIYAKUの世界を堪能して頂ければ幸いです。
最後に、ご参加頂いた皆様、ご紹介頂いた方、ご都合によりご参加できなかった
方、開催のすべてに携わって頂いている皆様に心より感謝申し上げます。
また、次回お会いできることを楽しみにしています☆
SubRosa
返信を残す
Want to join the discussion?Feel free to contribute!