なんだか、久しぶりの雰囲気・・

アロ魔女、クラブへ。

ん?

いいえ!

ダンスホールよりすごいところ!!!・・・

どこ・・・?

 

アロ魔女は人体の中へやってきました。

ここは、身体の中の各器官がメッセージを送りあっている

ネットワークを色と音で表現された空間です。

 

クラブみたいに騒がしいリズムと囁かれる声。

それは、毎瞬、私たちの身体の中で起きていること。

最近の研究では、体内の臓器同士で、

様々な会話が飛び交っていることが明らかになったそう。

「疲れた・・・しんどい」「忘れないように・・」「若さを保とう」「子供を作ろう」

「争いはやめよう・・」「もう、いっぱい・・」など・・。

 

人体は、驚くほどに、騒々しい。。。

 

 

私たちは、外側の世界に目を向け、明日を夢見て、

生きる現実に、一喜一憂することに、夢中だけれど、

今、躍動している、身体の内側のことは、何も知らない。

 

私のもの!と思っている身体は、当たり前にあり、

いちいち意識を向ける必要もなく、

自分で内側を巧みに操縦しているかのように生きている。

ほら、ここに、呼吸があるし、心拍だって聞こえてくる。

お腹が空けば自分で食事をするし、眠くなったら、自ら眠る。

でも、

ほんとうは、それらの1つ1つ、

何一つ、把握してもいないし、操縦もできていない。

生まれてから、死ぬまで、ただただ生かされている生命体なのだ。

毎瞬、毎瞬・・・。

なんという奇跡。

私たちは神秘にみちた宇宙そのもの。

 

 

上野の桜とレオナルドダヴィンチの人体解剖図を見てみたくて、

この特別展「人体」に足を運びました。

あの画家である巨匠ダヴィンチのスケッチの実写は、天才の域を超え、

彼の純真な探求に圧倒されます。

当時の専門家たちは、レオナルドの能力についていけなかった・・

とあり、そんな中、どんな思いで人体と向き合っていたのでしょう?

思い巡らせます。

 

館内は、人体解剖が許されなかった時代から、最先端の映像技術で見る体内まで、

私たち人間の探求の過去と未来をたどります。

想像以上に内容がとても充実していて、エキサイティング☆

人体の臓器や機能がひとつひとつ、分かりやすく、かつリアルに展示されています。

アロマセラピストの資格取得を目指す人には、

解剖生理学の勉強の有意義な息抜きになると思います。

 

人体の中を体験してみたい人にもぜひオススメです☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春の花たちを追いかけていると、太陽が燦燦と照りつけます。

夢中になってしまうと、強い日差しが、顔を直撃してしまうことも!

そう、太陽神アポロンは、花たちに愛をいっぱい降り注ぐから・・。

これからの季節は、紫外線対策が絶対に不可欠です。

 

本日のテーマは、日焼け止め。

 

アロ魔女のスキンケアは、もちろん、BIYAKUオイル一筋ですが、

日焼け止めクリームは、市販のものを使用しています。

エステ勤務の頃から、日焼け止めだけは、絶対に欠かしません!

なぜなら・・・紫外線が、肌の老化へ直結するもの!と教育されてきたからです。

20年近くも前になりますが、当時では、珍しいSPF値50の

サロン仕様の良質な日焼け止めを使用し、紫外線対策だけは徹底していました。

今、思うと本当に、有難い!

周りは、小麦肌に焼くことが流行っていたりして、

若いときには、将来のお肌のことなんて考えることがなかったからです。

また、当時の日焼け止めは、テクスチャーが非常に悪く、匂いもキツく

成分による乾燥で肌荒れを起こしてしまうことが多いため、

日焼け止めを嫌う友人が多かったことも思い出します。

あの独特な匂い・・・

分かりますよね・・?

私の場合は、時代遅れな性格が高じ、日焼けサロンに通うこともありませんでした。

未経験でエステサロンに就職し、美容の知識に飢えていたので、

プロの先輩たちの助言をひたすら真面目に受け入れました。

おかげで、今に至るまで、年間を通して、日焼け止めをしっかりとつけています。

エステティシャン見習いの頃は、

サロン仕様の日焼け止めをべっとりと塗ってもらい、

帽子をかぶらされ、何時間もポスティングに出かけていました。

かなりの強い日差しを浴びていたと思いますが、

今、現在においては、目立つシミなどはありませんので、

日焼け止めは本当に、本当に、大切だと思っています。

UVケアは、スキンケアでもなく、メイクアップでもない・・・

さらに、何かしらの速攻の効果を実感するものでない。

だけれど、絶対に忘れてはならない大事なスキンケアです。

その効果は、何十年も先に待っているから。

 

最近では、様々な日焼け止めクリームが、優秀で、SPFの数値やPA値も高く、

従来の日焼け止め特有の匂いが無かったり、

敏感肌仕様も増えて、購入しやすくなりました。

売り場を歩いてみるだけでも楽しくて、アイディア商品もあって感心します。

価格も手ごろなものが多く、赤ちゃんから大人まで使えるものも増えました。

 

しかし、化粧品が全成分表示になってからというもの、消費者にとっては、

パッケージの裏のラベルの難しい成分表の表記を見ても、何が安全で安全でないのか?

分かりづらくもなっています。

パッケージの表には、「~無添加」「~処方」「敏感肌対応」「~テスト済み」

「~賞受賞」「クチコミ~」など・・・

魅力的で安心感を与える文字が大きく書かれているものの、

裏面をよーく見ると・・・

紫外線吸収剤が入っていたり、ポリマーが入っていたり・・・と

私の求める基準に全く達していない粗悪なものも多くあります。

そんな時には、名文の広告に冷ややかな苦笑いとため息です・・・。

 

アロ魔女は、元々は、コスメフリークであり、

今でも、メイクにおいては、素肌をより綺麗にみせてくれる効果を期待しています。

けれども、その成分が、その場しのぎで、

肌本来の美しさを損なう危険性のあるものなら受け入れられません。

同調される方は、購入時には、成分を見てから購入しましょう!

最近では、成分の毒性を判定してくれる検索サイトなどもあり、

とても便利ですので、活用しても良いでしょう。

また、無添加やオーガニックという言葉だけに惑わされず、

自分の肌への必要性を考えて、検証してみるのも良いと思います。

 

アロ魔女が、使用している日焼け止めはこちら

 

みなさんご存知のアヴェンヌウォーターやハンドクリームで

有名なメーカーです。

左(白容器)は、長年使用しているティント(色づき)タイプの日焼け止めです。

私は、1年中、日焼け止めをしっかりつけるので、

こちらは、コスパが非常に良いため、愛用しています。

 

 

色はこのような感じで、少量でかなり伸びます。

無香料で刺激を感じたことはありません。

使用感は、かなりしっとり・・

(脂性肌、混合肌の方には、ベトベトに感じてしまうかもしれません)

ベトっといえば、ベトですが、艶感を出すともいえます。

これだけで、薄づきのファンデーションの様に色づくので、

私は、普段は、これだけでベースメイクは終わらせることが多いです。

全体に塗った後に、軽く、ティッシュで押さえると、肌と馴染みます。

そのあと、ファンデーションやコンシーラーを塗る方は、数分置いてからがオススメです。

半期に一度の購入で良いほど、たっぷり入っています。

以下が、アロ魔女が気に入っている点です。

・敏感肌・超乾燥肌に◎

・高い日焼け止め効果◎

・艶感を出せる・乾燥を防ぐ◎

・無香料◎

・時短メイク(色づき&肌色補正)〇

・安心・安全成分◎

・コスパが良い(半期ぐらい)◎

・すぐに手に入る(薬局やドラッグストア)◎

・老舗ブランド

 

右(オレンジ容器)は、最近購入した白色のクリームタイプの日焼け止め(日本未発売)です。

白色ですが、白浮きさせることはありません。プッシュタイプ。無香料。

ティントタイプよりも、サラッとした使用感ですが、こちらも、同じくシッとりします。

外出しない日(日差しの良い部屋は、紫外線が入りますので、室内でも気を付けましょう)

や、休日メイク(この上にお粉をはたくだけ)用に購入しました。

また、初夏~真夏には、日焼け止めを重ねて塗るので、こちらの白色を先に、

後に、上記ティントタイプを重ねる予定です。

 

日焼け止めに関しては、特に「使用感」の好みが分かれるため、

店頭で試してから、購入してください。

アヴェンヌは、薬局での取り扱いが多いものの、日焼け止めを揃えているところは、

少ないので、事前に確認してみて下さいね。(他の種類もありました。)

アヴェンヌの化粧品は敏感肌対応で、素晴らしいのですが、

私にとっては、匂いがキツく感じらるスキンケア商品もあるため、

すべての商品を推奨しているわけではありません。

他の商品を購入する際も、テスターを店頭で試す、もしくは、Sampleを頂くなどして、

ご自身のお肌に合うか、パッチテストをしてから購入して下さい。

その他、アロ魔女の推奨する、

日焼け止めで優秀な国産メーカーは、「アクセーヌ」です。

気になる方は、チェックしてみて下さいね。

 

そして、そして、

日焼け止めの他に、日傘、帽子なども忘れずに・・・。

 

 

 

 

最近、日焼け止めやメイク用品に関するお問い合わせが増えたので、

参考にして頂ければと思いUPしました。

少しずつ、アロ魔女流をご紹介できたらと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

連日の陽気で、見頃を迎えた桜。

桜は、予感から始まって・・蕾、開花、満開、散り始め・・と続き、

雨に濡れて美しく、夜になって、また格別に美しい。

その一連のショーを毎年、優雅に楽しませてくれます。

日本人の奥ゆかしい心の在り方は、

この繊細で儚い桜を愛でて、育まれたようにさえ思います。

私たちは、幼い時から毎春、年を重ねては、桜を心に映していくのですもの。

 

 

サクラは、バラ科モモ亜科スモモ属の花です。

サクラの繊細な微香は、「静かに五感で聴く」に相応しい芳香。

桜餅や、さくら茶などでは、その「葉っぽさ」をしっかりと感じられますが、

この香りの特徴成分となるのが、「クマリン」で、葉を塩漬けする工程によって、

はじめて独特な芳香が生まれます。

 

私たちは、桜餅やさくら茶から「桜らしい」香りを認識しているものの、

実は、桜自体には、このクマリンは存在せず、

「クマリン配糖体」という形で内包され、芳香は持ちません。

クマリンは、抗酸化物質であるポリフェノールの1種で、

セリ科、ミカン科、マメ科の植物に含まれ、

抗菌、抗血液凝固、浮腫み防止、若返り作用があります。

 

クマリン・・・?

アロマの知識がある方は、「クマリン」と聞くと・・・

第一に柑橘類の精油に、クマリンが含まれていることは、ご存知のはず。

クマリンには、光毒性があり、紫外線に当たると、

日焼けを促進させ、シミを作る可能性があるため、

柑橘精油の日中の使用には注意が必要なのです。

(柑橘精油を使用した後は、12時間は、

肌が直射日光に当たらない様に気をつけましょう。)

美肌に大切なので、補足すると、同じく、

クマリンが含まれる食物を摂取してから強い日差しを浴びるのは、控えましょう。

(クマリンが含有されるもの:

柑橘類、パセリ、セロリ、ニンジン、

アールグレーティ(ベルガモットで香りづけされています)など)

クマリンには、有効な作用がある一方、肝臓の機能を弱める可能性があるともされ、

日本やアメリカでは、食品への香料としての添加を禁止しています。

 

つづいて、桜の香りの成分には、薔薇に含まれるフェニルエチルアルコール、

杏仁豆腐の香りの「ベンズアルデヒド」、

アニスの香りの「アニスアルデヒド」などが含まれています。

桜から、杏仁の香りやアニス(八角)の香り、薔薇の香りは感じられるでしょうか?

改めて香ってみて下さい。

 

また、桜のスピリットは、

あなたの心に何か囁きますか?

目を閉じて、耳を澄ましてみましょう。

あなたには、あなただけのメッセージが聴こえてくるはず。

 

私は、桜から大好きだった祖母の愛を想起します。

慎ましやかで、優しさを惜しみなく、与えてくれた美しいひと。

桜は、いつでも私に優しさを囁き、憧れを今に生かすことを教えてくれます。

桜の花言葉「精神の美」にぴったり。

 

さて、さくらの和精油はあるのですが、大変珍しく高価です。

アロ魔女は、まだ試香したしたことがないため、購入には至っていません。

機会があったら、試香してみたいと思います。

 

アロ魔女の引き出しには・・・

トンカビーンズという、「桜餅の香り」とよく喩えられる精油があります。

こちらは、SubRosaのトンカビーンのエッセンス。ブラジル産です。

トンカビーンは、「クマル」と呼ばれる熱帯アメリカ原産の

マメ科の樹木の種子から採れる香料で、

豆を乾燥させることによってクマリンを生成させ、芳香を生み出します。

そう、桜餅と同じ芳香成分です!

成分名:クマリンとは、この樹木の名:「Kumaru:クマル」に由来しています。

Dipterix odorata Willd

原住民が、密林を這って探す貴重な香料で、香料業界では、非常に人気があり、

香水にはなくてはならない存在です。

そのため、クマリンの合成香料が頻繁に使われています。

精油は、ボトルを開けると、以下のように、ねっとりとした塊となっていて、

これをアルコールで溶かしてから、調合していきます。

 

Tonka・アブソリュートは、トップには、

ほんのり桜餅の芳香の雰囲気があり、ヴァニラのような甘さとビターさ、

そしてアーモンド様の香ばしさが感じれます。

まさに、あのフランスの洋菓子「クレムブリュレ」の香りづけに使用されています☆

 

ヴァニラが好きな方で、個性的な甘さを加えたい時は、BIYAKUの調合に

ほんのわずか少量を隠し味で入れる時があります。

マメ科とあっては・・・媚薬要素もあり、アニマリックな官能性も秘めて、

少しスパイシーでオリエンタルなBIYAKUに仕上がります♡

 

トンカで、桜の香りの再現は、出来るのでしょうか・・・?

 

桜はやっぱり、生花の香り以上のものはないかな・・と思ってしまいますが、

いつか、挑戦してみよう。

 

 

慌ただしい夕暮れ時、街中でも、急ぎ足を止めて、

桜を見上げるスーツ姿に出会いました。

花を愛でるひとも、また、美しい。

なんだかほっと・・・心は、桜色に。

SAKURAは、わたし達の大和魂。

大切にしよう☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方、思い立って、新国立美術館へ。

十分な空間と静けさが感じられるこの時間はとても好き。

一人のコレクターが集めたという、この「ビュールレコレクション展」は、

名立たる画家の作品の数々を贅沢に観ることが出来ました。

「この筆の感じは・・・・」と見覚えのある作風に近づいていくと、

ドガであったり、ピカソであったり、ルノアールであったり、

さらには、ゴッホにゴーギャンEtc…が並びます。

64点もの名作が、個人宅に収蔵されていたとは、驚嘆します。

あまりに豪華で、視点が忙しくなってしまったのですが、

画風の多様さの中に、

プライベートでの「くつろぎ」に合う作品で調和されているように思いました。

惹かれたのは、エドゥアール・マネの「ベルヴュの庭の隅」。

静寂の中で聞こえる風や鳥の囁き、柔らかな日差しが生々しく感じられ、

眠気をそそる至福感に包まれます。

少女の頃は、印象派の絵が好きだったことを懐かしく思い出しました。

 

気の向くままに、来て良かった。

そう思わせてくれたのは、最後の1枚。

日本初公開のクロード・モネの「睡蓮の池・緑の反映」。

妻に続いて、長男を亡くした失意のモネが、再び睡蓮と向き合う。

白内障の悪化と闘いながら、時間をかけて描かれたという壮大な1枚。

 

 

どうして、こんなにも安らいだ気持ちになるのだろう。

水辺に浮かぶモネの心の色に、深く癒されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

探そうとすると見つけられなくて・・・

夜道で、ようやく、その芳香に呼び止められました☆

「あっ

辺りを見回すと・・・

沈丁花です。

 

 

秋の金木犀にはセンチメンタルに心をかき乱され、

春の沈丁花で、ハートは素直に開かれていく・・。

四季を巡る香りたちは、愛の歌を風に奏でて、

主役の心をドラマティックに引き立てます。

遠い記憶も、恋の予感も・・・

香りたちは、わたし達それぞれの心模様を映し出し、

ほんの束の間に、隠しておいた本心をそっと囁きます。

 

 

沈丁花の香りの成分は、120~150種にも及ぶため、

芳香成分は、遠くまで漂い、その時間も長く続きます。

三大香木(金木犀、クチナシ、沈丁花)の中でも、芳香の強さは一番だそう☆

その芳香成分には、リナロール、シトロネロール、ネロール、

ゲラニオール、ファルネソール、フェニルエチルアルコール、

ネロリドール、ベンジルアセテート、

シトロネリルアセテート、アセトフェノン、β―イオノン、

ローズオキサイド、インドール

などとあり・・・。

花たちの持つ魅惑の成分を贅沢なほど秘めていることが分かります。

薔薇やベルガモットなどにも含有される「リナロール」が主成分とされ、

これは、多くの人に愛される要素の1つ。

心が開かれる・・・

のは、この成分の心を穏やかにさせる作用があるためです。

 

沈丁花は、中国・ヒマラヤが原産のジンチョウゲ科、ジンチョウゲ属の常緑低木です。

沈香木のような芳香と、丁子(クローブ)のような花をつけることから、

その名がつきました。

「ん?・・沈香の香り・・?」

こちらは、SubRosaの沈香(Agerwood)のエッセンス

 

香ってみると・・・

沈丁花の甘い香りとこの沈香のエッセンスとは、香りの印象はかなり異なります。

わずかに「あ、この感じ・・?」と何となく分かるような

ジャスミンにあるインドール調の重厚なフラワーノートと

樹木を燻したようなベースノートが重なる瞬間に

沈丁花の要素をほんのり感じます。

沈香の香りの元となる木は、同じ「ジンショウゲ科」なので、

その芳香の要素はわずかにあるのですが、

蒸留されたエッセンスより、沈香木の「木そのもの」の香りのほうが、

より想起する芳香なのだと思います。

沈香の香りは、SubRosaのBIYAKUでは、欠かせないエッセンスの一つです。

しばらく香り続けると、かなり、高揚して、ふわっと酔ってきます。。。

そう、沈香は媚薬。

ボトルを閉じても、その芳香は漂い続けます。

良質なAgerwoodは、非常に高価なエッセンスのため、

SubRosaの入荷も年に1度ほど。

単体の香りの好き嫌いはかなり分かれるのですが、

Keyエッセンスとして、配合すると、とても深みのある魅力的な香りになります。

沈丁花の精油は、製造されていないため、

この花の香りの再現には、この沈香を少量入れてみても良いかもしれません。

 

さて、沈丁花の学術名の「Daphne  odora」のDaphneとは、

ギリシャ神話の太陽神アポロンに愛された乙女の名:ダフネ・Daphneに由来します。

Odoraは、芳香を意味するので、「香りのあるダフネ」となります。

神話では、ダフネは太陽神アポロンからの求愛を受け入れられず、

父である「川の神」に救いを求めて、月桂樹・ローレルに変えられました。

 

失恋したアポロンのダフネへの思いが強かったために、

月桂樹は、アポロンの聖樹とされ、

1年中、葉をつける常緑樹のために、「栄光」のシンボルとなりました。

こちらは、月桂樹(ローレル)の葉

クスノキ科である月桂樹とは、まったく異なる沈丁花(ジンチョウゲ科)なのですが、

常緑樹であるその葉がローレルと似ているために、

学術名にダフネの名がついたようです。

花ことばは、アポロンの思いも込められて、「永遠」「不滅」

アポロンの恋は、さまざまな植物の名に隠れて浮上してきます。

 

毎年、沈丁花に誘惑されると、

名残惜しくて、その場から離れられなくなってしまう。。

ふと、あの曲が聞きたくなりました♪

 

You Can Never Hold Back Spring    By  Tom Waits (訳詞:室矢 憲治)

 

春をひきとめておくことなんてできはしない

僕が信じることをやめぬぐらい、それは確かなこと

赤い薔薇のつるが伸びてくれば

春はすぐ目の前、あるいは、秋はとうに過ぎ去ったってこと

そして、冬はいつも季節がめぐるたび、同じ夢をみる

ベイビー、春をとどめておくことはできないんだよ。

 

You can never hold back spring
you can be sure
I will never stop believing
the blushing rose that will climb
spring ahead or fall behind
winter dreams the same dream every time
baby you can never hold back spring

たとえ君が行く道を見失ってしまっても

世界は春を夢見続けていく

だから、目を閉じて、心の扉をあけてごらん

きみのことをずっと夢見てきた誰かに向かって。

春をとどめておくことはできない

でも春がもたらしてくれるすべてを心にとどめておおき

ベイビー、春をずっととどめておくことはできないのだけれどね。

even though you’ve lost your way
the world is dreaming
dreaming of spring
so close your eyes
open your heart
to the one who’s dreaming of you
you can never hold back spring
remember everything that spring can bring
baby you can never hold back spring

 

 

 

 

 

 

 

 

近頃、お花屋さんでも、ミモザで賑わっていました。

本日、3/8は、ミモザの日

国際女性デーです。

イタリアでは、この日、

男性から女性に日頃の感謝の気持ちを込めてミモザの花束を贈るのだそう。

恋人だけでなく、職場や母親、身近な女性にも・・

派手なお花ではなく、このミモザであることは、なんとも素敵。

生涯を通して、女性性を祝福されることは、とても幸せなことです

 

 

こちらのミモザのお花は、品種は異なるものの、香料の精油に近い香りがします。

グリーンノートとパウダリーな香りが柔らかくほんのり漂います。

お花屋さんで見かけたら、ぜひ香ってみてください。

 

ミモザの花ことばには「秘めた恋」ともあり、

密かに思いを寄せるひとに贈ってもロマンチックです。

インディアンの若い男女が、愛の告白にアカシアの花に思いを託したことから、

この花ことばは生まれました。

相手が受け取れば、その答えは、「Yes」

沈黙で交わされる愛の対話は、なんと情熱的でしょう。

 

国際女性デーとしての、歴史的背景には、自由と平等を求めた女性たちの運動があり、

現代の女性が社会で活躍できることも、その切実な活動があったからこそ。

「女性のくせに・・」「女性なんだから・・・」「女性なのに・・・」

今でも、わたし達は、その言葉に傷ついたり、

また、女性同士で非難し合うこともあります。

社会的な集合意識によって創られた常識で、

自分で自分を苦しめてしまうことさえもあります。

その女性らしさ・・・って何でしょう?

定義できるものは、本当は、何もみつかりません。

今、人類の歴史の中で、カテゴライズされてきたあらゆることに、

疑問をもつ個人が増え、新たな行動や表現で、その束縛からの自由を顕にし、

いままでの確固たる概念が大きく崩れていく音が聞こえてきます。

それは、とても嬉しい響き。

私個人の中にこそも、その拘りや束縛が溶けていくのが感じられます。

男性らしさもきっと同じ。

誰しもが、・・・なければいけないことは、何ひとつない。

ミモザのお花は、感受性が強く繊細で傷つきやすい心を癒す力があります。

強く、たくましくありたい。

そして、やはり、美しく、優しく、・・愛らしくもありたい。

ミモザのフラワースピリットは、

どのような私たちであっても、温かく包んでくれるのです。

 

アロ魔女は、7FlowersSpiritの1つに選ぶほど、ミモザのお花が大好き。

イベント開催の時には、

ぜひ、ミスティックミモザの香りを香ってもらえたらと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

遠くからでも、はっきりと分かる・・・・

鮮やかな黄色の花たちを風に揺らして、大きく手を振ってくれているようでした。

春、Mimosaとの再会です。

嬉しくて、ワクワクしながら駆け寄ると、

さらに、ふわふわと揺れて、はしゃいでいるみたい

じっとしてくれないので、シャッターを切るのが大変です。

花言葉は、「友情」

 

ミモザは、マメ科 アカシア属のオーストラリア原産の樹木です。

Mimosaは、本来、オジキソウ(Mimosa pudica) を指し、

アカシアとは全く異なる植物です。

この樹木の葉やポンポンとした花の形状がオジギソウによく似ているために、

誤って「ミモザ」と呼ばれるようになりました。

ちょっとややこしい生い立ちです。

 

Mimosaの語源はギリシャ語の「mimos(人真似)」で、

このオジギソウが人のように動くことに由来しています。

パントマイムは、古代ギリシア語の pantōs (すべて) と

mimos (モノまね) を組み合わせたpantomimosが語源です。

アカシアの葉は、手で触れても、オジギソウのようには、動きません。

 

 

ミモザと総称されるアカシア属は、1200種もの品種があり、

このアカシア(上記写真)は、ギンヨウアカシア (Acacia baileyna)です。

鼻を近づけても、香りは、あまり感じられませんでした。

 

ミモザには、天然香料がありますが、香料として抽出(アブソリュート)されるのは、

主に「ワットル」と呼ばれるフサアカシア(Acacia dealcata)の種です。

葉と花はより大きく、高さは、1mほどの低木です。

 

 

SubRosaでは、2017年の秋、新しいMimosaを入荷し、

現在、2種類のMimosa精油(アブソリュート)があります。

ミモザの黄色い花は、花びらではなく、実際には、雄しべです。

非常にもろいため、香気成分を得るには、摘んでから24時間以内に

処理しなければなりません。

ミモザは、香料業界では、保留剤として、

また、パウダリー調の香りの影の仕立て役として、非常に人気がありますが、

収穫量は少ないため、高価なエッセンスの1つです。

香りの成分は、炭化水素を主に、エナント酸、アニス酸、酢酸、フェノールEtc..。

 

ミモザは、草っぽさの中に、

ほのかに優しくふんわりしたパウダー調の香りが広がります。

主張は決して強く無いけれど、どこか存在感のある謎めいた個性を持っています。

調香に加えると、全体に溶け込みながら、その影の力を発揮します。

「若い乙女の好む香り」とされ、

嗅覚の衰えた人には感じられないとも・・・・。

香りのカウンセリングをしていると、ミモザに惹かれる方からは、

「なんだろう?よくわからないけれど、なんだか好き・・・」

という答えが多く返ってきます。

そう、ミモザには、過去の記憶を呼び覚ます力があるのです。

本人でさえ、分からない何か・・・・

その「何か」にひたすら心を澄ましていくと、

インスピレーションが降りてくることがあります☆

ぜひ、そのような出会いがあったなら、静かに聞いてみましょう。

 

スキンケアにおいては、ミモザの成分は、非毒性で、

肌に優しく、ストレス性の敏感肌に有効です。

(※初めての使用においては、必ず、パッチテストをすること)

又、ミモザの香りが、薔薇精油と共に、

体内のDHEAホルモンの産生を促すものとして、資生堂では、研究が進められています。

DHEAは、抗ストレス、媚薬効果や若返りホルモンとして知られるホルモンです。

お肌は、肌表面のケアだけでなく、心や体内の環境・ホルモンバランスEtc・・

にアプローチすることによって、コンディションが整います。

ストレスに弱い肌や、老化が気になるお肌も、

自分の身体でステロイドホルモンを産生する力を引き出させれば、

合成ステロイドの治療薬も、若返りの高級クリームも必要なくなります。

なんと素晴らしい☆

このような研究から、

体内のコンディションに優しくアプローチし、肌本来の力が高まる

安全な化粧品が開発されていくと良いです。

 

時に、「香料」という化粧品の成分表記だけで、

敏感肌の人達は、その化粧品をためらってしまう傾向があり、

多様な意味を持つ「香料」が必ずしも安全とは言えないことも

正直、確かなことではあります。

また、天然精油を含む香料の成分の大変素晴らしい薬理的効果、

心理的効果、美容効果も、万人に合うとは言えず、

超敏感肌にとっては、その使用にはリスクがつきます。

 

そのため、香り成分を塗布することだけなく、

香りによる嗅覚からのアプローチの美容にもたらす素晴らしい恩恵についても、

もっともっと知られていくことを願い、また、伝えていきたいと思っています。

「塗る美容」から「香る美容へ」

もちろん、極上の天然香料によって・・・☆

香りによる身体の免疫機能Upには、15分間の芳香浴が有効とされます

芳香浴を続けるだけで、想像以上に、

お肌のコンディションが整うことに驚かれるかもしれません!

それは、目には見えない香りの魔法なのです☆

お肌が敏感になっている時にこそ、お肌表面を少し休ませて、

あなたの好きな香りで「香る美容」を取り入れてみて下さい

(香りの成分は揮発するので、刺激となる場合もあります。

敏感肌の方は、少しずつ試していきましょう♪)

 

季節の花、ミモザが揺らぎやすい肌と繊細な心を労わってくれるとは、

なんだかとても嬉しい

旬の食材を身体が求めるように、旬な香りも楽しみたい

ぜひ、春の香りを探しに出かけてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

強い風が吹くので・・・

あの風の仕業・・?

とアロ魔女は、神話へ想いを馳せました。

本日の主役は、ギリシャの男神たちに愛された古代スパルタの王子ヒュアキントス。

 

 

透き通るような清楚さで、ひと際輝く美少年ヒュアキントスは、

太陽神アポロンから、そして西風ゼピュロスからも愛されていました。

ヒュアキントスは、気まぐれに吹く風の神よりも、

温かな太陽の神を好み、いつも共に過ごしていました。

ある日、アポロンとヒュアキントスが、円盤投げをして戯れていたところ、

西風ゼピュロスが焼きもちの風を吹き荒らし、

その円盤は、ヒュアキントスの額に命中してしまいました。

医術の神でもあるアポロンは、すぐに恋人の元に駆けつけ、救済にあたりますが、

甲斐なく、ヒュアキントスは息絶えてしまいます。

 

 

恋人との突然の別れに嘆き悲しむアポロンは、

その亡骸を黄泉の国ハデスに渡すことを許さず、

赤い血に染まった地から、美しい紫の花を咲かせました。

 

その名は、「ヒアシンス」

毎年、春の訪れをいち早く告げる花です。

この花びらには、

アポロンの嘆きの文字「AI AI・・・」

「ああ悲しい」と刻まれているのだとか。

花言葉は、「悲しみを超えた愛」

こうして、ヒュアキントスは、美しい花として生まれ変わったのでした。

 

 

ヒアシンス(学術名Hyacinthus  orientalis)は、地中海沿岸原産の

ユリ科のヒアシンス属の球根性多年草です。

お花屋さんで、探していると、

奥のストックから大事にくるまった包みを出してきてくれました。

黄色と紫を差し出されたので、迷わず、ヒュアキントスの「紫」に☆

覗き込むと、小さな花が連なって、とても可愛らしい!!

鼻を近づけると、蜂たちが大好きそうな、甘く濃密な香りが広がります。

「ヒアシンスアルデヒド」と呼ばれる特徴の成分は、

フローラルでありながら、アルデヒド様の強く芳醇な香りです。

ヒアシンスは、アブソリュート(抽出法)で香料が生産され、香料業界では、

グリーンノートの主要成分として使われています。

精油の主な働きは、神経系の鎮静作用、催眠作用で、

また、脳の創造性を刺激します。

この香りが穏やかな気持ちにさせるからでしょうか。

太陽神アポロンの命によって、

好戦的なスパルタ族(スパルタ教育の由来になった)も、

この花の咲く季節には、戦いを休止し、

花祭りを催して、平和な心で過ごしたと言い伝えられています。

「愛する者に、醜い争いは見せたくない・・」

アポロンの優しい願いだったのかもしれません。

ギリシャでは、イリスのことをヒュアキントスと呼んでいたことから、

神話の中のヒアシンスは、今日のヒアシンスではなく、

アイリス(Iris アヤメ科の植物)の一種だとも云われています。

少し逸れてしまいますが、アイリスは、虹を意味し、

伝令の女神アイリスの名でもあります。

レインボーの虹色6色は、同性愛のシンボルとして、

その差別を無くす運動のために1978年にそのフラッグが生まれました。

ここで、伝えたいのは、この神話が、少年愛を象徴していることからも、

アイリス説と虹のフラッグは繋がりをもつということ。

ギリシャ神話を辿ると、古代から性別を超えた自由な愛があり、

それは、人類にとってごく自然なことでした。

アポロンもゼピュロスも、神ではありますが、バイセクシャルです。

そう、ゼピュロスは、

クロリス(春の女神フローラ(フローラについてはこちら→)の夫でもあるのですから。

 

最近では、我が国でも、LGBTへの認知や理解が少しずつ進んできたように思いますが、

長い時を経て、窮屈に生きてきた人達の勇気ある解放の兆しを

そっと応援したい気持ちになります。

誰もが、自分らしく愛の花を咲かせられますように・・・

太陽神の守護もあるはずだから

 

 

 

 

 

 

今年こそ、快適な春を迎えたい!

本日は、季節の変わり目に入る、ほんの少し前に・・・

お肌のコンディションが不安定になりやすい揺らぎ肌、花粉症の方に

春のデトックスハーブ「ネトル」をご紹介します。

 

 

ネトルは、西洋イラクサで知られるイラクサ科の植物です。

葉と茎にあるトゲは、毒性があり、皮膚を刺激するため、

英名ネトルは、「Needle=針」に由来、和名イラクサも、「刺草」と綴ります。

全草を乾燥させて、粉末にしたものが「春の身体を清めるハーブ」

としてヨーロッパでは広く知られ、

ドイツでは、蕁麻疹やアレルギー予防の「春季療法」に取り入れられています。

・天然のマルチビタミン

「天然のマルチビタミン」として評判のあるネトルには、

βカロチン、ビタミンC、葉酸などのビタミンの他、

鉄、ケイ素、カリウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。

・抗アレルギー・抗炎症作用

豊富な栄養素が相乗的に働き、免疫力を高めるほか、

フラボノイドのケルセチンが、

ヒスタミンの分泌抑制による抗アレルギー、抗炎症作用を示します。

また、クロロフィル、フラボノイドによる血液の浄化作用から、

アレルギーの体質改善にダイレクトに働きかけます。

・美容効果

アレルギーに優しいハーブとして名高いネトルですが、

実は、女性にとっては沢山の美容効果が期待できる頼もしい存在。

血液の浄化作用と鉄分による造血の働きがあるため、

肌のクスミが気になる時や、目の下の悩めるクマにも◎

また、月経サイクルを自然に整える働き、

マグネシウムとカルシウムによる穏やかな精神安定作用もあるので、

PMSにも良いでしょう。

さらに、カリウムがたっぷり含まれているので、浮腫み体質の改善やダイエットにも◎

バランスの良い栄養素は、混合肌や脂性肌のニキビや湿疹などの炎症にも有効です。

アロ魔女は、肌のキメが整うこと、

髪の質が良くなること(2週間ほどで実感)を実感します。

これらは、多様な栄養素に加え、シリカ(ケイ素)を含むためで、爪や髪質の強化、

コラーゲン生成による肌弾力の向上が期待できるのです。

自分のお肌に不足している栄養素は、見落としがちで、分かりにくいもの。

ネトルによるマルチでトータルなケアは、

行き届いていなかったエリアに思いがけない美容効果が実感できて、

嬉しくなります☆

 

・揺らぎ肌の救世主

季節の変わり目は、普段使いのはずの基礎化粧品からメイク用品にも

反応が出るEtc…外的刺激に過敏になりやすい時期。

このような時には、外側のケアはできるだけシンプルにして、

内側からのケアをすることが大切です。

ネトルは、揺らぎ肌の救世主。

ネトルは、ムズムズする鼻の粘膜の保護、痒みのある目の際の粘膜、

春先に反応しやすい表皮のバリア機能を高めてくれます。

(表皮のバリア機能は、目に見ることが出来ず、

ちょっとしたストレスでも、機能は低下してしまいます。)

敏感肌やアレルギー体質の方々は、日頃から人一倍気を付けていても、

ちょっとした要因やストレスが引き金となってしまうことがありますよね💦

精神面でのサポートもあるネトルティーは、

ウィークディのストレスの対処に、心のお守りとなってくれるでしょう。

 

万全な肌にするためには。。。

 

快適なコンディションで春を迎えるためには・・・

少し早めの時期から、飲み始め、継続するることをオススメします。

ネトルティーの味は、牧草のような草っぽい匂いはありますが、

緑茶にも似た味で、クセがありません。

ハーブ初心者でも、飲みやすい味であることや、

価格が手頃であることも継続しやすい利点です。

 

成分ヒスタミンについて

ネトルは、その栄養価から、妊婦さんも積極的に飲むことができる数少ない、

ハーブですが、1つだけ覚え書きがあります。

このハーブの成分には、微量の植物性ヒスタミンが入っているということ。

このヒスタミンは、体内で、

アレルギー反応や痒みを誘発するものとして知られています💦

以前、アロ魔女は、成分表記の「ヒスタミン・・・」に、戸惑い・・

調べたことがあります。

結果・・

このネトルの中のヒスタミンは、植物性ヒスタミンであること、含有量が少ないこと、

また、その少量の成分を取り入れることによって、ヒスタミンへの抵抗力をつける役割があること

(ホメオパシー的な働き)などが説明されています。

ハーブ全般に言えることですが、ハーブは、単一の成分だけでなく、

その他の栄養素や有効成分が多様に含有され、相乗的な作用を発揮しています。

ネトルはアレルギー疾患への確かな実績データを持つハーブであり、

過剰な心配は必要ないと思いますが、万人に合うとは限りません!!

初めての方は、少量、試してから常飲をするようにしましょう。

また、一つのハーブを一時的に過剰に摂取することを避け、用量を守って下さい。

 

名称  Nettle  ネトル
 学術名 Urtica dioica
 科名 イラクサ科
使用部位  葉
 主要成分  フラボノイド・クロロフィル

フィトステロール・

BカロチンビタミンC・葉酸・鉄・ケイ素・カリウム・

アセチルコリン

※微量のヒスタミン

 

 

春のデトックスハーブティーの作り方は、Devil’sLeaf Nettleの魔法をどうぞ♪

・・・Devil??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大好きなフリージアの 花びらが開き始め

うっすら香りだしたほのかな変化

その蕾を見ていました。

植物達は、あらかじめ厳密に時間をはかり、

それぞれの植物によって決められた計画をもって、

はじめて蕾をつくり、花を咲かせます。

その時間が狂えば、蕾もつかず花開きません。

その役割を担うのが、葉で、

暗闇=夜の長さを図る事で、数か月先の気温を知り

準備をしているのだとか!

少しずつ、日が長くなっていく、その季節の流れを暗闇で、

敏感に感じ取っているのです。

私達を喜ばせる蕾、花、そして香り

まるで、舞台裏のように、その登場のタイミングを計っているなんて!

その繊細で精妙なお話(参考文献:「葉っぱの不思議」 田中修著 )

から、静まる夜のロマンスが広がります。

 

フリージアは、アヤメ科フリージア属の南アフリカ原産のお花です。

発見した植物学者エクロンが親友の医師フレーゼに捧げたことから、

この名がつきました。

その素敵な友愛のエピソードが

秘められているからでしょうか☆

私は、フリージアを愛でていると、

なぜか不思議と友たちのことを想うのです。

 

フリージアの香りは、フルーティで甘く優しく、

ほんの少しだけツンとした刺激があります。

成分には、フローラル調のリナロール、シトラスノートのリモネン、

αーターピネオールが含まれています。

いつも、この香りをボトルに詰めたい!!!!!と心から願いますが、

残念ながら、フリージアの天然香料は採取されていません。

愛される香りのため、人工香料として、

トイレタリー商品に頻繁に使われていますが、

「お手洗いのあの香り・・・」という印象づけの香調が、

私の記憶の中にあるのは、ちょっとがっかり。。。

 

生花の香りは、はしゃぎたくなるようなピュアな可愛いらしさ。

どこまで追いかけても、粗悪さが無い純粋な香り。

まるで、友情の契りのように「信頼」が芽生えるのです。

花ことば「無邪気」(YellowFreesia)にあるように、

心を緩ませ、素直にさせてくれるフリージアは、

今年も、優しい時間をくれるのです♡