Aromatherapyとは...
アロマテラピーとは芳香療法の事で、芳香植物から芳香成分を抽出した凝縮した液体=精油
を、美容や健康に役立てる自然療法です・
用途は香りを嗅ぐこと(芳香浴)から始まり、バス(浴槽)に入れたり、シップに使用したり、植物オ
イルなどに混ぜてマッサージなどとして使用します。
アロマ=芳香テラピー=療法と名前がついたのは、1920年代フランスの化学者ルネ=モーリス
ガッドフォゼが、香料会社の研究室で手にやけどを負った時、ラベンダーの精油を使い驚くほど
の速さで症状が落ち着き治ってしまった事がきっかけです。その後、アロマテラピーは、世界へ
広がり、西洋医学の力の影に潜みながらも代替医療として、人々の美容や健康のために幅広く
活用されています。
アロマテラピーという言葉は、ガットフォゼによって生み出されましたが、紀元前3000年の昔、
古代エジプトでは、すでに、芳香療法が医療の目的と化粧の目的のために、また、死者の遺体を
埋葬し防腐するために使用されていました。その中には、ミイラが語源とされるミルラ、シダーウ
ッド、没薬、などがあります。また、フランキンセンスは、神に捧げられるものとして焚かれさらに、
若返りのパックとして、美容に用いられていました。
エジプトだけでなく、メソポタミア、ギリシャでも宗教儀式や医療のために芳香植物は利用されて
いきました。香りを焚く事により、人間の意識をトランス状態まで導き、神々と交信する習慣があ
ったのです。紀元前600年ころからインドでは、アーユルヴェーダ=生命の科学が成立し、中国
では、2000年以上昔に、陰陽哲学の基本が出来て、漢方医学が始まり、今でもわたし達の健
康に役立つ数多くの薬草が使用されていました。
芳香植物の利用は、宗教儀式や、医療目的だけではありません!
邪悪な霊から身を守るため、幸運を招くため、若さを保つため、そして恋人を虜にするため、
心や感情に働きかけるものとして使用されてきたのです。
それらは、錬金術師や占い師、魔女達の秘密の調合によって生み出されていったのです。
これらの、長い長い歴史の中で、伝え継がれてきたものが、
まさに、ハーブやアロマの魔力です。