早朝から、かなりの高い気温と日差しの6月
晴れた日に、今年こそは・・・と
いつもの参道を通って向かう場所がありました。
偶然にも、虹がかかって、あの女神イリスが迎えてくれていようです☆
訪れたのは、
明治神宮の菖蒲園です。
年に何度も訪れるこの場所で、花菖蒲を鑑賞するは初めてでした。
約150種・1500株の花菖蒲が咲き誇ります。
100聞は一見にしかず・
カメラでは、捉えられない気品と麗しさに見惚れて、
火照った身体も涼やかになりました。
花菖蒲は、アヤメ科アヤメ属の多年草です。
Iris ensata var.ensata とあるように、
学術名には、アヤメを総称した「アイリス」の名が入ります。
香りの世界では、西洋アイリスは、
イリスやオリスルートの名で知られ非常に重要な香料です。
アヤメのお花自体には、香りはありませんが、
この花の根茎から抽出されるエッセンスが、大変高価な香料として使用されます。
アロ魔女にとっても、女性らしいほのかなパウダリーな香りに仕上げるのに、
アイリスの精油は、無くてはならない存在です。
アイリスと言えば、西洋では、
ギリシャ神話に登場する伝令の女神イリスでも知られています。
最高神ヘラの使者でありながら、他の神々のためにも仕え、
いつでも善良の心で、人々の仲裁に勤め、
空に虹をかけて人々の希望を伝えてくれるのです。
オリュンポスの神々は、気の激しい者が多い中、
イリスは、いつでも、静かに微笑んで、
ヘラの心まで魅了し、深い信頼を得ていました。
人々が、女神イリスをこのお花に喩えたのも、
虹色の色彩だけでなく、気品のある優しい雰囲気からも
インスパイアされたように感じます。
菖蒲園の先には、清正の井にて、エネルギーチャージ☆
都会のど真ん中とは、思えないほど、
清らかでパワフルな場所です。
水面は、澄んでいますが、井戸の下からは、
止め処なく湧き水が溢れています。
女神と自然のエネルギーを充電し、
明日のトリートメントに臨みたいと思います☆