京成バラ園を訪れると、あっという間に時が流れ、
朝についても、気がつくと閉館時間に・・・
まさに、薔薇の陶酔マジックです。
途中、気分転換に一度外に出てみると、ワインを販売しているブースに出会いました。
こちらは、ブルガリアの薔薇で香りづけされたというローズワイン♡
オーナーさんによると、こちらのワインは、ボトルは既に完売してしまって、
このブースでは、グラスワインで提供されていました。
早速、グラスで頂くことに♡
注がれたワインは、こちら
初夏にピッタリなロゼ
「甘め」と聞いて、すこし躊躇しましたが、
甘さはすっきりして、華やかな薔薇の香りが広がり、
アロ魔女好みの味です。
他にも、ブルガリア産のワインを見てみると・・・
とても気になるロゴを発見!
こちらは、ギリシャ・ローマ神話に登場する、
お酒(葡萄酒)の神 ディオニソス・バッカスです。
ブルガリアでは、バッカスを自国の神としているのだとか☆
楽しい会話も弾んで・・
こちらを、ボトルで購入することに。
ブルガリアの豊かな自然の地で育ったブドウの味は、
程よい深みもあって美味しい☆
価格もとてもリーズナブルで、デイリーワインに最高です。
昔は、日本でも、ブルガリアのワインが流通していたことを聞き、
これから、また、気軽に手に入るようになるといいな~と思いました。
ギリシャでは、デュオニソスと呼ばれるこの神は、
「解放する者=リュアイオス」という名もあり、
物事の区別を取り払ってしまう力を持っていました。
お酒の力を知っている方は、誰もが納得するでしょう。
神と人間を区別する威厳ある神々とは異なり、
彼は、風変りな土着の神で、
女性の信者を持ち、人間の文化と束縛から解放し、自然との融合を
遂げさせる儀式を行っていました。
すると、動植物と区別している境界線が無くなり、自然と一体になることで、
ぶどう酒や、蜂蜜、岩や地面までもが、
欲しいだけ湧いてくるようになるというのです。
そう、彼は、豊穣の神でもあります。
はるか昔でさえも、文化的秩序で生きようとした人間は、
既に、苦痛や無理を感じていて、その苦悩を解放する神が誕生しました。
自然の中でこそ、境界を超えて、私たちが「本来のありのまま」でいられることを思い出せてくれるのです。
一説では、薔薇の誕生において、
芳しい芳香と甘い蜜を与えたのが、このディオニソスです。
薔薇とワイン好きは、この神様に感謝♡
気持ちよく酔いしれて、最高の初夏の1日となりました。