続いて、

いつものオールドローズのエリアへ。

薔薇の祖先

原種の薔薇たちが待っています。

 

 

 

こちらが、最高級のRose精油が抽出されるブルガリアンローズのお花。

Rosa damasena (カザンラク)です。

日が高くなるにつれて、ダマスクローズの繊細な花から

香りが外へ放たれていってしまうので、

生花の香りを存分に楽しみたい時には、早朝がオススメ。

その価値は、黄金です。

 

 

水蒸気蒸留の薔薇の精油1kgを得るのには、

3トンから7トンの花弁を要します。

そのわずか1滴を得るのには、およそ50本の花弁が必要です。

このふわふわのしっとりとした薔薇のお花に

そっと触れると思わず涙腺が緩みます。

 

 

薔薇の繁栄に貢献している働き者にも出会いました。

あまりに可愛いので、しばらく追いかけていると・・・

ベストショットを撮らせてくれました。

私は、あなたになってみたい。

 

こちらは、Rosa centifolia

フランスでは、アブソリュートで抽出される薔薇香料で知られています。

お花からエレガントさが漂います。

こちらは、モス ローズ

Rosa centifoliaからの突然変異で誕生した薔薇です。

 

 

秋には、ローズヒップの実となる、RosaCanina

薔薇と知らずに、

素通りしてしまいそうなとても小さな姿ですが、

薔薇の祖先の中では、とても大事な存在。

 

 

 

こちらは、ガリカローズ

ダマスクローズとカニナの母で、薔薇の元祖と言えます。

こちらの香料も抽出されていて、SubRosaでは

密かにこちらの薔薇の香りのファンがいます。

 

ダマスクの奥へ進んでいくと、

ひっそりと咲いているのが、ノイバラ。

日本で、古くから咲いている薔薇の重要な原種の1つです。

とても可愛いい。

 

チャイナローズで知られるRosa Cinensis

今日の四季咲き性の薔薇を誕生させた重要な薔薇。

この原種が薔薇の香りをさらに広げ、

また、他の原種との交配で、薔薇の世界に革命をもたらします。

革命の花が、現代薔薇の元祖「ラ・フランス」です。

 

お花屋さんでは、見かけない薔薇たちだからこそ、

会いに行きたい!!

オールドローズは、

母性的な薔薇で、心が素直にほっとさせられます。