ここは、「生きた薔薇の図書館」

アロ魔女がそう名づけたのは、京成薔薇園です。

「5月の薔薇」と一括りにしても、品種によって迎える見頃が異なり、

訪れる日によって、早かったり、遅かったり・・・

気温や天気で変わる、薔薇たちのお披露目に、毎度、ドキドキさせられます。

いつもの場所に、あの薔薇がまた咲く。

季節を巡った再会もまた喜びになりました。

 

 

京成バラ園では、1600品種もの薔薇があり、

また、観たい品種の薔薇の学術名の載ったリストがあり、

スタッフの方に聞くと、

どのエリアのどの場所にどの品種(学術名)の薔薇があるのか教えてもらえます。

昨年は、自作の薔薇の香りの系譜図を作成するために、

開花時の異なる薔薇の写真を撮影するために3度足を運びました。

 

 

こちらが、アロ魔女自作の薔薇の香りの系譜図☆

薔薇の歴史を辿り、オールドローズからモダンローズまで、

その香りの進化を生花の香りを体験しながら作成するのは、

とってもエキサイティングで深い感動がありました。

また、京成薔薇園、神代植物園のスタッフの方々

の親切なサポートや教えがあって完成したことは、

心温まる大切な思い出です。

薔薇のセミナーでは、皆さんにお配りしていますが、

また、これからの企画でお届けしたいと思っています。

 

今年の魔女は、力を抜いて、5月の薔薇を楽しみたい気分。

 

 

2018年、京成薔薇園のイベントは、恋バラ総選挙を開催♡

続々と、人々が投票しています。

 

 

目を惹きつけたのは、「結愛」(ゆあ)

幸せなキラキラネームを授かって、とっても愛らしく、咲いています。

 

 

候補の薔薇たちの容姿と香りに悩ませられながらも・・・

私の一票は、オスカルフランソワに決まり!

そう!京成バラ園では、池田理代子作

「ベルサイユのばら」から誕生した、

薔薇のブースが設けられています。

若干、違和感のある風景ですが、ベルばら好きには、許せてしまうのです。

 

 

ベルサイユの薔薇

王妃アントワネット

 

フェルゼン伯爵

 

アンドレ・グランディエ

 

ロザリー・ラモリエール

 

いかがでしょうか?

主役たちの名にぴったりな見事な容姿と香りに、つい微笑みが浮かびます。

 

他の場所では、プチトリアノンも見つけました☆

 

1つの名も無き「薔薇」にその名がつくまで、

いかに生命力が強く、見栄えよく、香りが良いか・・・が期待されます。

育種家の繰り返される試作とその厳しい争奪戦の中で、

その名を勝ち取った薔薇が咲いている。

舞台裏では、多くの落選した苗は、燃やされ、土に還らされてしまうのです。

それを、初めて聞いたとき、とても切ない思いがありました。

そして、今では、新しく誕生した薔薇たちに会うと、

心からの祝福と感謝を伝えています。