ブリューゲル版画の世界
400年前のワンダーランドへようこそ

「7つの罪源」

「貪欲」「傲慢」「激怒」「怠惰」「大食」「嫉妬」「邪淫」

とても奇妙で、怖くて、ゾッとする、

けれでも、愚かであり滑稽で、相当ユーモラス

それらの世界は、見たくないものでもありながら、誰もが持ちうる人間の持つ性である。

それらは、7つの徳目によって、克服し、まっとうな人と成ることができるらしい。

「7つの徳目」とは、

「信仰」「希望」「愛徳」「正義」「賢明」「剛毅」「節制」

400年前のワンダーランド

首をかしげて、ひねり、そのまま、360度回転してしまいそうな、

可笑しな世界

そこに、ブリューゲルの表現する、

「人間にとって価値のあるものは何か?」

今の私たちの小さな日常生活にも、

400年前と変わらず、問われているように思います。

 

 

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